「ディレクション」いらない情報を排除して伝える。

今日で、終わりを告げた、某ショッピングセンターの情報誌コンペのデザイン案は、本当に疲れた。


いい意味で、自分の弱い部分が限りなく見えた。
悪いところだと、いらいらしてしまう自分が見えた。


とりあえず、こんなにも不甲斐無さや自分への怒り、根性の無さを感じたのは初めてかもしれない。


今回、上記の様に至った要因は、
●直接のクライアントの要望を聞けなかった
⇒クライアントでは無く、代理店とのやり取りになった

●全く初めての試みと、知識の無さ


こんなにもコミュニケーション力の中の「人に伝える」行為が苦手だと思ったことはなかった。


知識の無さから、デザイナーへの丸投げをアタマから意識してしまっていた。


そして、うまくいかないと「そんな事知らない・・・」みたいな開き直りを感じていた。


そして第三者からの「お前は何をやっているんだ」というニュアンスの言葉にイライラが募った。


正確な仕事の流れとしては、「①代理店へのヒアリング(自分)」⇒「②用件や目的・コンセプトをまとめる」⇒「③デザイナーに企画書としてしっかりと伝える」⇒「④デザイナーとロゴの色、形、デザインやレイアウト等詳細を詰める」⇒「⑤デザイン案と企画書をクライアント(今回は代理店)へ提出」


僕はこの部分の「②」と「③」をしっかりとできていなかった。
知らなかった。


しかし、無知は時として罪になる。という言葉があるように。
ふつうに罪を犯してしまった。


関係者の時間を大きく割いてしまった。


僕は②のアクションのときに、『情報をそぎ落として、大根みたいに伝える事ができなかった』
どういう事かというと、必要な情報のみを伝える事ができず、デザイナーへの明確な依頼内容がお互いに理解できていなかった。


僕は色んな植物や野菜が埋まっている畑ごとデザイナーに丸投げして、「はい。畑まで連れて行くからこの中から、大根(企画の成功に必要な情報)をみつけて下さい。僕はだいたいの場所は近所のおっちゃんに聞いて知っているけど、他にやる事あるし、みつかったら一緒に洗って磨いて料理しましょうか」という言葉を投げた。


僕がやるべき行動は、いらない情報をそぎ落として、伝えるべき情報だけを、考えて猿でもわかる勢いで伝える事だった。


何も教えてもらえない事をいい機会だとかんがえよう。


うん、明日から頑張ろう!!