思考の整理学:外山滋比古

京大・東大でもっとも売れている本みたいですね。

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)


人間の思考の本質について、卒業論文をキーワードに描かれています。


以前、紹介させてもらった、アイデアのヒントに近い考え方が紹介されていたが、


この本のメッセージはおそらく、

今の学校教育に乗っかるだけでは、コンピュータに負けてしまうぞ!

これだと思います。



コンピュータではなく、人間だからこそできる思考。


それは創造性


これを伸ばしていくために、今の思考方法ではだめだと問題を投げかけてくれる。


30年程前かな?に書かれた本なのに、今後の時代の問題点をズバリと指摘してくれている。


流れ作業や、事務作業、更には人工知能まで登場し高度な作業が、

人間からコンピュータに奪われていく。


人類の知恵で、人類に不幸をもたらす。

人間の英知がこのようになってしまっては、エジソン豊田佐吉も涙を流すだろう。



人間だからこそ、できること。
自分だからこそ、できること。


この本質を見抜いて、小さくても努力して行くことが、
時代の勢いに淘汰されない、たくましい生き方ができる手段である。と思う。



創造性、人間としての付加価値。この必要性を改めて認識しました。

豊田佐吉 (人物叢書)

豊田佐吉 (人物叢書)