商人の道、福沢諭吉
僕がある方に教えて頂いた文章です。
まだ一度しかお会いしたことが無いにも関わらず、
一緒にお酒を交わした時間から得たものは非常に大きいです。
これからの僕の拠り所のひとつになる文章です。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
福沢諭吉「商人の道」
農民は連帯感で生きる
商人は孤独を生甲斐にしなければならぬ
おしならべて競争者である
農民は安定を求める
商人は不安定こそ利潤の源泉として喜ばねばならぬ
農民は安全を欲する
商人は冒険を望まねばならぬ
絶えず危険な世界を求めてそこに飛び込まぬ商人は利子生活者であり隠居であるに過ぎぬ
農民は土着を喜ぶ大地に根を深くおろそうとする
商人はどこからでも養分を吸い上げられる浮草でなければならぬ
その故郷は住む処すべてである 自分の墓所はこの全世界である
先祖伝来の土地などと言う商人は一刻も早く算盤を捨てて鍬(くわ)を取るべきである
石橋をたたいて歩いてはならぬ
人の作った道を用心しながら通るのは女子供と老人の仕事である
我が歩む所そのものが道である
他人の道は自分の道ではないというのが商人の道である
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
ありがとうございました。
- 作者: 福沢諭吉,松沢弘陽
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/03/16
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 113回
- この商品を含むブログ (51件) を見る