おそらく坪井智哉にいたずらした小学生は僕だけだろう

ぼくが小学校5年生の時、
その頃、坪井がまだ阪神の主力で、ケガかなんかで2軍で調整していた。

ぼくの家の近くにはオリックスの2軍の本拠地があり、よくウエスタンリーグの試合を見に行っていました。


2軍選手たちが球場からバスに乗り込む瞬間が、ぼくたち地元の野球少年がもっとも重要にするときです。


球場からバスや車に乗り込もうとする選手に、我先にとプロ野球チップスのカードや色紙をもって少年たちが選手に殺到する。


ちょっと前に、福留康介選手のサインをもらい逃した経験からある秘策を考えた。



それは、「選手に振り向いてもらうこと」

テレビで見る光景とは違い、有名選手は大抵サインを断ることが多かった。

オリックス・ニール選手や外国人選手はとってもフレンドリーだったのだが。

あと、大豊も優しかったわ。はげてたけど。




そして球場裏の通路に待ちに待った坪井選手が登場。
みんながサインをねだるが坪井は無視!


もともと負けず嫌いなぼくは、みんなより一歩踏み込んで阪神タイガースのバスに乗り込んでやろうと考えた。

坪井の後ろをこっそりついて行き、順調にバスに乗りかけたその時、


バスの入り口の階段を上る坪井のプリップリのケツが目の前に現れた。


自然と僕は両手でピストルの形をつくる・・・


次の瞬間


「アウッ!!」


と悲鳴が聞こえた。


浦安鉄筋家族の大ファンだった僕は、学校でブームを巻き起こしていた


「マグナム浣腸」


を、本能がおもむくまま坪井にぶちかましてやったのだ。



坪井が「君!そんなことしたらダメじゃないか!」と半笑いで怒りながら言って来たときの顔は忘れられない。


結局「すいません。」


と言ってサインももらえなかった。


あの頃から、坪井をテレビで見ることはなかった。

そして、月日は流れて気づけば日本ハムから戦力外でオリックスに。


ぼくのせいでなければいいが。